シアトルの春

シアトルの桜

アメリカでは、3月の第2日曜日の午前2時に時計を1時間進めて、夏時間になります。(アリゾナ、ハワイなど一部の地域を除く)これを「spring forward」といい、11月第1日曜日の午前2時に標準時間に戻される「fall back」まで夏時間が続きます。

3月に時計が1時間進むと、急に日が長くなった気分になり、仕事帰りの夕方もそれまでのように暗くなく、過ごしやすくなってきます。そして春分の日(2010年は3月20日)を迎え、春が始まります。

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春になるとシアトル周辺では、たくさんの桜を見ることができます。シアトルの桜は、姉妹都市である神戸市から送られた100本や、米国建国200周年の1976年に日本政府から贈られた1,000本の桜があり、現在、市内だけでも推定数千本の桜があると言われています。

シアトルセンターで毎春に開催される「桜祭り」は、1976年当時の首相三木武夫氏からの桜の寄贈に端を発したイベントです。日系人によるジャズやロック、琴・太鼓・能・詩吟などのライブ、習字や生花の展示、凧や紙飛行機づくり、着物の試着、柔道や空手・合気道のデモンストレーションなど、日本の文化を紹介する様々な催しがあります。

春になるとシアトルを含めワシントン州のあちこちの公園で桜が咲いています。

冬にはおとなしかったリスが、春になると街路樹や住宅街でよく見かけるようになります。

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シアトルの桜で特に有名なのが、ワシントン大学(University of Washington、略してUW(ユーダブ))キャンパス内の桜です。

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2007年は3月10日、2008年は3月22日の時点で満開でしたが、2009年は3月末に冷たい雨が続き開花が遅れ、4月に入ってようやく五分咲、満開になったのは5日でした。毎年の天候に左右され開花時期が、ずれ込むのは日本と同様です。日本に比べてシアトルの桜のほうが開花は早く、開花期間が長いという人もいます。アメリカでは、屋外での飲酒が禁止されているため、日本のように桜の下で大宴会というような光景は見られませんが、ピクニックや写真撮影は頻繁に行われています。

ワシントン大学(University of Washington)。

UWの桜。多くの人で賑わいます。

ラッパスイセンに近づいて撮影する人たちもよく見かけます。

スカジット・バレー Skagit Valley

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シアトル周辺で花の名所と言えば、スカジット・バレーのチューリップ。シアトルから北へ車で1時間~1時間半ほどの所にあるスカジット・バレーは、気候が温暖で雨が多いことからチューリップの球根栽培に適しており、約100年前にオランダからの移民が球根を持ってきて育てたのが始まりと言われています。

現在、スカジット・バレーのチューリップ畑の広さは約700エーカーといわれ、オランダに次いで世界で2番目の広さです。オランダのような一面見渡す限りのチューリップ畑は素晴らしい!スカジット・バレーではチューリップの他にも、ラッパスイセン(daffodil)やアヤメ(iris)が栽培されており、花の球根の生産で全米1位です。

赤、白、黄色、ピンク…広大な敷地を絨毯のように埋め尽くされたチューリップ畑の美しさは息を飲むほど。

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これほどまとまった水仙畑もめったに見られません。

毎年4月1日から30日まで開催される「チューリップ・フェスティバル」は、とても有名です。美しいチューリップ畑を見ながら走るチューリップ・マラソン、サーモンBBQ、キルトショー、バンドのコンテストなど様々なイベントが催され、多くの人が訪れます。

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人気のある「ローゼンガード (Roozengaarde)」は、ローゼンファミリーが経営する球根栽培会社が持つディスプレイガーデンで、チューリップの本場オランダのように風車があり、その周りにたくさんの種類のチューリップが植えられています。ローゼンファミリーのチューリップ、ラッパスイセン、アイリスの栽培事業は世界一で、スカジット・バレーに1,000エーカーを超える畑と16エーカーの温室を有しています。

チューリップ・フェスティバル」開催中は、3エーカーのチューリップ・ショー・ガーデンで、25万本の花を楽しむことができるため、全国から10万人を超える人が訪れます。見渡す限り同じ種類のチューリップが続く畑も素晴らしいですが、135種類に及ぶ花(うち88種類のチューリップ)を短時間に効率よく見たいという人には、入場料(4ドル)を払ってショー・ガーデンに行くのがおすすめです。

チューリップ・ショー・ガーデンは、ローゼンガードの他に「チューリップ・タウン」があります。こちらのガーデンでも80種類を超えるチューリップを楽しむことができます。

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ローゼンガードの目印の大きな風車。

チューリップの種類は、花びらが一重,二重,多重,フリルなど多様。

イースター

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春は、キリスト教徒の重要な行事の一つであるイースター(復活祭)があります。イースターは、キリストの復活を祝うもので、春分の日を過ぎて最初の満月の次の日曜に祝われます。毎年3月22日~4月25日の間で日付が変わりますが、2010年のイースターは4月4日です。

イースターの恒例イベントといえば、「イースターエッグ・ハンティング」。家や庭に隠された、イースター・エッグと呼ばれる、カラフルにペイントされたゆで卵を子どもたちが探します。最近は、本物のゆで卵ではなく、中にキャンディなどの入ったプラスチックの卵を使うことが多くなりました。子どもたちは、イースターサンデーの朝に、うさぎの形をしたチョコレートやジェリービーンなどが入ったイースター・バスケットを受け取り、それを持って卵を探しにいきます。

英語圏やドイツではイースター・エッグは、イースター・バニーが運んでくるものとされており、このイースター・バニーも、イースターには欠かせないシンボルの一つです。この時期には、イースター・バニーやヒヨコの形をしたチョコレートやマシュマロなどのお菓子が販売されます。

イースターには、イースター・バニーの人形(写真左)やチョコレート(写真右手前)、イースター・バニーのプランターに花を飾ります。

イースターの時期には、イースター・リリーと呼ばれる、とても香りのいい白い百合が多く飾られます。

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PHOTO: SAYURI N MUNDAY
TEXT: MICA OKAMOTO

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