シアトルのクリスマス

クリスマス気分いっぱいの街

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ダウンタウンの中心にあるウェストレイク公園周辺には、メリーゴーランドと大きなクリスマスツリーが出現し、夜には色とりどりのイルミネーションがクリスマス気分を盛り上げます。

メイシーズ・デパートのショーウィンドウには、汽車の模型が登場します。ショーウィンドウの特定の場所に手をあてると中の汽車が動く仕掛けになっているので、子どもたちは動かして楽しそうに遊んでいます。

ダウンタウンの夜景。左に光るのはメイシーズ・デパートの星。右の大きなツリーは、ウェストレイクセンターの名物。

ウェストレイク公園のメリーゴーランド。

メイシーズ・デパートのホリデー・トレイン。

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高級デパート、ノードストロームのサンタ・フォト・ハウスもクリスマスの名物。サンタクロースと一緒に記念撮影(有料)ができるので、毎年長蛇の列ができます。サンタクロースは他のデパートやショッピングセンターにも登場し、記念撮影をすることができます。

もう一つのシアトルの冬の風物詩に、シアトル・センターで行われる「ウィンターフェスト」があります。初日(11月4週目の金曜日)は、センターハウスで行われるシアトル・ユース・シンフォニーによる演奏で開幕し、期間中はジャズ・ライブなど様々なイベントが行われます。なかでも、マリオン・オリバー・マッカウ・ホールで上演されるパシフィック・ノースウェスト・バレエ団の「くるみ割り人形」は、1983年の発表以来、毎年10万人以上の観客が詰めかける、シアトルのホリデー・シーズンには欠かせない伝統行事です。

ノードストロームのサンタ・フォト・ハウスの外観。

ノードストロームのサンタ・フォト・ハウスでは家族連れの長蛇の列。

また、センターハウスの中には、ホリデー・トレインとビレッジの巨大模型が展示されます。こちらの汽車も操縦可能です。外には、ホリデー・カルーセルが設置される他、フィッシャー・パビリオンにはアイススケート場がオープンし、家族連れでにぎわいます。

こんなににぎやかな街ですが、24日の午後または夜からは、ほとんどの公共機関・政府機関・企業はお休みになり、クリスマス当日はほとんどのお店が休業します。人や車の通りも少なく街中は静まり返ります。25日はそれぞれの家庭の特別料理を家族全員で食べる一家の団らんの日。日本ではクリスマスをレストランで祝う人も多いですが、アメリカでは家族みんなが我が家で幸せな時間を過ごす、とっておきの日なのです。

センターハウスのホリデー・トレイン。

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家庭のクリスマス

家庭のクリスマスのメインは、なんといってもクリスマスツリー!天然木のツリーはとても香りが良いので、一度体験したら忘れられません。天然のツリーは、ツリーショップやツリーファーム、ホームセンターやスーパーマーケットなどで、150cmぐらいのもの(約25ドル)から大きなものまで売られています。

各国有林を管轄するレンジャー・ステーションやREIなど一部のスポーツ用品店、指定区域に近いガソリン・スタンドやスーパーなどで農業省森林局の発行する許可証を購入すると、本物のツリーを自分で切り出すこともできます。値段は、1本につき5~10ドル程度。自分で選んだ世界に1本しかないツリーを飾り付けるのは、クリスマスの醍醐味といえそうです。

シアトル近郊の老舗園芸店スカイ・ナーサリーで販売されている天然のクリスマスツリーやリース。天然木の良い香りが漂います。

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クリスマス・プレゼントは24日中にツリーの下に置いて、クリスマスの朝に開けるのが一般的。アメリカ人は豪快にビリビリに破いて開けます。クリスマス・ストッキングは、暖炉の煙突からサンタさんが入ってくるといわれているので暖炉の縁にぶら下げ、暖炉の近くにはサンタ用のクッキーとミルクを置きます。

小さなプレゼントを入れるストッキング。

デパートのクリスマス・ストッキング用のコーナーではチョコレートなど小さなお菓子が売られています。

この季節のお菓子といえばジンジャー・ブレッド・クッキー。人形の形をしたものや、いろいろな形のものを使って“ジンジャー・ブレッド・ハウス”をつくります。暖房の効いた部屋でジンジャーやシナモン、クローブ、ナツメグなどを加えて焼くと、スパイスの薫りが部屋に充満してクリスマスの雰囲気を醸し出します。

家で作れるジンジャー・ブレッド・ハウスのキットもあります。

ダウンタウンのシェラトンでのジンジャー・ブレッド・ハウスの展示。今年のテーマは、“A superhero holiday”。

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クリスマスの飲み物、「エッグノッグ」は、卵、牛乳、クリーム、砂糖に、シナモンやナツメグ、ブランデーまたはラム酒でつくります。この時期のカフェにはエッグノッグラテが登場し、牛乳パック入りのノン・アルコールのものも市販されています。イブの夜は「エッグノッグ」で手を温めながら家から家へとクリスマス・キャロルを歌い歩くのが伝統でした。

クリスマスメニューは、ターキーの丸焼き、果物のソースで甘くしたハム、ポテトパイなど感謝祭と似ていますが、家庭によって様々です。日本のようなクリスマス・ケーキはなく、フルーツのパウンドケーキやプディングなど少し保存のきく甘めのデザートをよく食べます。

エッグノッグとクッキー。

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アメリカにはマンションでも暖炉がある家が多く、本物の木を燃やす暖炉もあれば、ガスで一発点火(本物の木を燃やしているように見える)の暖炉、この時期には、暖炉だけを映し続けるケーブルテレビのチャンネルもあります。クリスマスには様々なグッズで工夫を凝らした飾り付けや演出をし、家族や友人と家でとっておきの時間を過ごします。

暖炉のシーンを流すケーブルTV。

PHOTO: SAYURI N MUNDAY
TEXT: MICA OKAMOTO

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